実際にやってみたら、こうなりました。
陶器にスタンプするというのは、今まででも出来たのです。ほぼ何にでも押せる万能インク『Staz On(ステイズオン)』インクを使えば。(写真はStaz On Midiインク。)
ただ、ステイズオンインクは陶器に押せるといっても、食べ物が上に乗る面へのスタンプはダメ。インクメーカーのツキネコのHP、Q&Aの22番目にも書かれているように、
「口にされる部分にはご使用にならないでください。」
なんですよね。なので、お皿に押すとしても端のほう。真ん中に押して食べ物を置くのことは、かなわなかったのです。
でも、このらくやきマーカーは、陶器にペイントしてレンジで焼き付ければお皿の上にでもデコレーション出来るじゃないですか!これなら安心して無地のお皿に飾りつけができます。
それでは、実際に陶器のプレートをデコレーションするやり方をご紹介します。自分で一から描くのは難しいけど、スタンプするならわりと簡単にオリジナルのお皿が作れるなんて、うれしいじゃないですか。
■準備する道具
・陶器の無地のお皿
・らくやきマーカー
・お好きな消しゴムはんこ(スタンプ)
・ティッシュペーパー
らくやきマーカーは原色とパステルカラー2種類があります。パステルカラーのほうがふんわりして綺麗かな?と思って買ってみたら、思ったより色づきが薄いので、最初に買うならしっかり色がつく原色の方が使いやすいと思います。
1.お皿はきれいに洗って乾かしておきます。
2.押したい消しゴムはんこにインクをつけます。
「インクパットがないのにどうやって?」
こうやります。
印面を筆タイプのペン先でぬりぬり。
実は、ペンのインクを使ってもはんこは押せるのです。以前そのことに気がついて、ハリキッてブログに書いたのですけど、後からスタンプ愛好家の方々が当たり前のようにペンをインクパット代わりに使われているのを見て、がっくりしたのでした。(笑)
3.お皿に試し押し。
本番に入る前に、押したい消しゴムはんこがどんな風にお皿にうつるのかを確認します。らくやきマーカーを印面に塗って、お皿の上からそーっと消しゴムはんこを押します。
あらら、印面全部は綺麗にインクがつきません。ハイビスカスのはんこは上の点々部分が跡形ぐらいにしかつきません。
印面にべた面が多いモンステラの葉っぱはムラが目立つので外すことにしました。今回はベタ面が少なく線が多いはんこの方が向きそうです。インクののり方はStaz On Midiインクと似ている気がします。
お皿は、表面がつるつるしていて滑りやすく、緩いカーブがあったりしてスタンプするのは難しい素材。なるべく平たい場所に、インクをたっぷりつけて、印面を垂直にまっすぐ下ろしてはんこを押したら、すぐ引き上げるのがポイント。はんこに横の力をかけると、ツルっと滑って押したところが二重三重にブレてしまうのが難しい。
でも失敗しても大丈夫です。すぐにティッシュでふき取れば綺麗にインクは落とせます。少し乾いて取れにくくなったら、ティッシュを水で少しぬらしてふき取ります。
モンステラもプルメリアも押した跡形も残らずきれいに消えました。
大体感じがわかったら、本番いってみましょう!
4.配置を決めて、消しゴムはんこをお皿の上に押していきます。
キレイに押せたと思っても、どうしてもしっかりインクがつくところと、つかないところが出てきます。
インクが薄いところや欠けてしまったところは、何度も押しなおしをするよりは、らくやきマーカーで上からなぞるのが早くてキレイに出来ます。
ハイビスカスの花も、輪郭をなぞって、上の点々部分もちょんちょんと色づけしました。
5.インクの色替え
アレカヤシのはんこでインクの色を変える時に気づきました。
「これ、水で拭いても印面のインク汚れが落ちないじゃないの!」
ふだんスタンプインクの色替えをする時に、クレンジングオイルやオリーブオイルを使うときれいにインクが取れるのですが、オリーブオイルで拭いてもダメ。印面は写真のとおり変わらずです。
これは困った。最後の手段で、インクを落とす専用のスタンプクリーナーを使ってみました。
おぉ、これなら汚れが落ちる!拭いたところの色が他の部分とは大違い。
スタンプ用のインクとはまた違った取れ方で、ポロポロと粉になって落ちていきます。陶器に焼付けできるインクですから成分が他のインクとはまた違うのでしょうね。
ちなみに、色を変える時にティッシュや紙に何度も押して色をとったつもりでも、上から違う色のらくやきマーカーで色を塗ると、先に塗っていた色がペン先に移ってしまいました。黄色いペン先にはオレンジ色が、黄緑のペン先には濃い緑の色が混ざってしまいました。横着するとダメですね…。
さぁ、後は地道に同じやり方を繰り返して、出来上がったのがこちらのお皿。
白いお皿の上に、ハイビスカス、アレカヤシ、プルメリアの消しゴムはんこを散らして、ハワイの亀さん、ホヌを押しました。
売り物のようにキレイな線にはなりませんが、手作り感あふれるいい感じのデコレーションが出来上がりました。
ここまで出来れば後は焼付けするだけです。
6.お皿を焼き付けします。
らくやきマーカーの説明どおり、電子レンジをオーブンレンジモードに切り替えて、まずは予熱。
そして230度なら20分、200度なら25分加熱します。私は時間が短い方がうれしいので、230度で20分にしました。
20分たったら、そのままレンジに入れて少し冷ましてから取り出してしばらく放置。説明には1時間以上放置して温度を下げるように書かれています。
これで完成です!!
では、せっかくなので本当に洗っても落ちないかどうかを確認してみましょう。
本当に落ちないかどうか、ドキドキしながらも水道水を流しながら、じゃぶじゃぶこすり洗いしてみました。
洗い終わってもこのとおり。
全く色落ちしていません!!
らくやきマーカーってすごいペンですね~。
ペンでさらさら絵が描ける絵が得意な人は、わざわざはんこを押すよりも手描きの方が味があっていいと思うのですけど、絵心に自信がない人でも、こうやってはんこを押して下書き風に使うことで素敵なオリジナルプレートが簡単に出来上がります。
自分がつくったものが食卓で使えると、なんだかうれしくなってしまう。慣れれば簡単ですのでぜひやってみてください。楽しいですよ~♪
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はじめまして!
返信削除こちらの記事を拝見し、とっても可愛いハワイアンスタンプのデザインに一目惚れしてしまいました♡
同じスタンプを発注することは可能でしょうか?
6月の結婚式のウェルカムボードに、ゲストに一つずつ押してもらいたいなと思いまして♪