消しゴムハンコを作れば作るほど、たくさん出てくるのが消しゴムのカケラ。
そんなカケラも再利用して楽しめるのが消しゴムハンコのいいところ♪
ハンコの角を落とす時に大抵は三角の切り落とし消しゴムが残ります。そんな細かい消しゴムでも簡単に彫れるモノがあります。リサイクル使いの消しゴムハンコで、かなりゴージャスな便箋が出来上がるんですよ!
例えば、この端を切った三角消しゴム。これに小さなハートや、桜の花びらを転写して彫ります。
出来上がりはこんな感じ。ハートがいびつになってしまったので、もう一つ彫り直ししました。小さな消しゴムはたくさんあるので、失敗もへっちゃらです!
このハートハンコを重ね押しして作った便箋がこちら。
インクは2色使い。濃淡がついていい感じ。まさか、消しゴムハンコを彫った残りで作ったとは思えないでしょ(笑)
そして、桜の花も同じように小さな残りハンコで作って、花と花びらで重ね押しして作った便箋がこちら。
消しゴムハンコを彫る時に出た小さな残りカスだけど、こうやって使うとあなどれません!なので、まだ使えそうな小さなカケラは捨てずに取っておくようにしています。
さて、この重ね押しですが、とっても簡単にできます。
見栄えよく押すためのポイントがいくつかあるので、ご紹介しますね。
時期的に少し早いですけど、秋に向けて使える、もみじのハンコ(消しゴムの大き目カケラで作成)を使って、実際に豪華な便箋を作ってみましょう。
■用意するもの
・もみじの消しゴムハンコ
・同系色のインク2種類
・無地の便箋
・不要な紙
・ねり消し(あれば)
■作り方
しっかりとインクをつけたもみじハンコを便箋に1つ押します。消しゴムハンコのインクの付け方は独特ですので『失敗しない消しゴムハンコのインクの付け方&押し方』を参考にしてください。
そして、消しゴムハンコに残ったインクをそのまま流用してもう1つ2つ、今押したハンコの近くに押します。すると、どんどんインクが薄れて自然と濃淡が生まれます。ここでポイント!濃く押したハンコのすぐ近くに薄く押したハンコがあると、メリハリがついてキレイに仕上がります。私はいつも、濃淡を生かした配置を考えながら押すようにしています。
インクは3回押すとかなり薄れます。また新たに付け直して、同じように繰り返しながら押していきます。
これだけでも風情が漂っていい感じ。
ここからさらにもうワンポイント付け加えます。
今度は、オレンジがかった黄色のインクを使います。こちらも同じように、濃淡をつけながら押していきます。
赤いインクで押した薄目のもみじの間に濃い目の黄色インクで押す、赤が濃いもみじの間に薄めの黄色インクで押すようにするとバランスがよく仕上がります。
ちなみに、ここで使っている普通紙専用のインク『artnic』と、紙やプラスチックに使える『VersaMagic』は、消しゴムハンコにインクをつける時にはしっかりめにインクをつけても大丈夫。インクがどっちゃりつきすぎないタイプのインクですので安心です。
こうして左右両方にもみじハンコを押したら完成です!
ふふふ、いい感じ♪
インクの色を変える時に、気をつけることがあります。
インクが残ったまま他の色のインクをつけると、押した時に色が混ざるうえに、インクパッド自体が汚れてしまいます。
濃淡で押してインクの色が薄れてきても、要らない紙に何度も押したり、ティッシュで押さえつけたりしてインクが混ざらないようにします。オリーブオイルをティッシュにつけて印面を拭き取るとかなり綺麗にインクが取れます。
さらにねり消しがあれば、消しゴムハンコの周りや間に入り込んだインクもキレイに取れます。私は要らない紙に押してインクを取った後にオリーブオイル拭き取りをし、ねり消しを使ってインクを完全にとるようにしています。
もうひとつ、こんなデザインもいかが?
もみじハンコの横並び。インクは毎回つけ直して、濃いインクで押しています。
左上のもみじは少し凝ってみました。
もみじハンコの下側は黄色インクを半分までつけて、上半分は赤いインクをつけてグラデーション。
重ね押ししてしまうと目立たなくなってしまうので、目立つ場所にワンポイントとして単独で押すと効果的です。
最後に、インクの種類を少しづつ変えて、秋の始まり、紅葉の季節、秋の終わり、3種類のイメージでハンコを押してみました。
季節に合わせて使い分けもいいですよ。
何度も書いていますが、このもみじハンコは、消しゴムハンコを作る時に余ったカケラで作っています。
たった1個のハンコでも、押し方によってこんなに楽しめます。押し方にセンスは問われますけど、どんな風に出来上がっても、それも個性。たまたま素晴らしい出来の便箋が生まれると、感動ものですよ!
ぜひ重ね押しにチャレンジしてみてください。楽しみましょうー♪
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