2017年8月5日土曜日

はんこを押してオリジナルうちわを作ってみる

夏休みのワークショップに…と思いついたのがうちわ。

そういえば、前にシモジマでうちわセットが売られていたのを見て、なんとなく買ってみたのでした。シール式になっていて表と裏に好きな絵を描いてうちわの骨に貼り付けたら出来上がりというとってもシンプルなもの。

試しに作ってみました。

■用意するもの

うちわセット、コピー用紙、押したい消しゴムはんこ、紙用インクartnic、トップコート、筆、下敷き用の要らない紙

■作り方

うちわのシールシートを取り出して、はんこを押していきます。まずは片面から。図案が決まらない時には、コピー用紙にうちわの片面を置き、鉛筆で輪郭をなぞって図案決め用にいろいろ押してみると作りやすいです。


押す時には下に要らない紙を置いて、うちわの面からはみ出すように押してもおもしろいですよ。


両面ともはんこが押せたら、骨組みに今押して作ったうちわの面を貼り付けます。

シールの台紙を半分だけはがして、骨組みの輪郭に合わせて端からそっと手で押さえていきます。

半分貼れたらもう半分のシール台紙をはがして全面にべったりと貼り付けます。同じように裏側もシールを貼ります。

ここまでで完成! …としてもいいのですが、どうも紙を貼り付けただけで終わってしまうのは見た目安っぽいのでもう一工夫。デコパージュの時に使う、デコパージュ液を上から塗ってみることにしました。

使ったのはセリアで買ったオールインワンのデコパージュ液。

塗った時にはシールの表面がしわしわになってしまいました。

夏の暑さで乾燥も早い。10分ほど乾燥させると…。



少しは伸びたかな?それでもまだ部分的にしわしわでした。

表面はツヤツヤになっていい感じなのですけどね。

デコパージュ液にも色々あるようで、ダイソーにはトップコートのみの液が売っています。今度はトップコート液を使ってみようかな。少し水で薄めて塗ると刷毛目も気にならないのだとか。

はんこを押して、シールをうちわの骨に貼り付けてトップコートを塗るだけ。とっても簡単にオリジナルうちわが出来上がりました。

これを持って花火大会やお祭りに行くとさらに楽しくなりそうです。



2016年10月1日土曜日

見切れ押し~大きな消しゴムはんこを小さなシールに押す楽しみ方

小さめのシールに大きな消しゴムはんこを押すのは無理だと思って、いつも小さなシールには枠におさまる小さな消しゴムはんこを使っていました。あの日までは。



地元の手づくり市で消しゴムはんこを押してオリジナルシールやポストカードを作るワークショップをやった時のこと。いつも出店者として一緒になる水引工芸の千手堂さんが、シールを作りたいと参加されて逆に教えていただきました。大きなはんこの一部だけシールに入るように押す見切れ押しを。



こんな感じで消しゴムはんこの一部分をシールの枠に入れて押すのです。これを見た時の衝撃ったら。

なにこれ、めっちゃ楽しいじゃない!!

見切れ押しも、はんこのどこを切ってどこを枠に収めるか、シールをどう並べて貼るかによって楽しみ方が変わります。見切れ押し、3パターンをご紹介します。

◆一部分だけシールに収める

これが一番単純です。消しゴムはんこの一部分だけにインクをつけてはみ出す部分には念のため要らない紙を重ねて押します。



大きなはんこだけでなく、小さなはんこをたくさん押す時にも使えます。ダックスフントがチラッとのぞいている感じがかわいいでしょ。



◆複数のはんこの一部をシールに収める

ふつうに押すとこんなに大きな金魚と水草の消しゴムはんこ。



これを小さなシールに収めます。はんこが大きいので、周りが汚れないようにぐるっと紙を重ねて押します。



ほらっ、完成。金魚が水草の陰から小さなシールの中をのぞき込んでいるように見えて素敵。



◆複数のシールに押して並べて貼る

これまではシール1枚を使ってでしたが、今度はシールを3枚使ってみましょう。1枚目はくじらの頭の部分、2枚目はお腹のあたり、3枚目はしっぽが入るように押していきます。



これを貼る時に並べてみると…



丸い窓越しに、海のクジラを見ているよう!

この見切れ押しはシールだけでなく、ミニカードにも使えます。先ほどの金魚と水草も、カードの端に見切れ押しをすると、金魚がメッセージを読み上げているようなメッセージカードが作れます。



大きな消しゴムはんこも、全体を入れるように押すとサイズが限られてしまいますが、こうやって一部分だけを使うと、大きさで制限されることがなくなる上に、とてもオシャレじゃないですか?




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2016年7月28日木曜日

【実験】まな板や木製プランターに消しゴムハンコを押しても大丈夫?

地元の手作り市に毎月のように出店していると、お客さんへの説明を聞いていたお隣の木工屋さんが、

「これって木にも押せるの?それならウチのまな板やプランターに自分の名前のはんこを押したいからはんこを作ってください。」

と、ありがたいお話をいただきました。

が、ちょっと待てよ…。まな板に!?

確かに木材には押せますが、まな板って毎日水洗いするよね?しかも食品を切るところ。それって普通のインクでも大丈夫なの?

インクメーカーのカタログを見ると、やはり。



口に入るものには使える保証まではありません。
インクに詳しい方に、食品衛生法適合のニスがあるから、それを使ってみたらどうかと教えていただいて、ネットで調べて近所のホームセンターに探しに行きました。

あった!



でも、ニスで消しゴムハンコを押すって大丈夫なの?

よく考えると、別にスタンプ用のインクじゃなくても、ペンで印面を塗ってもはんことして使えるし、これがペンキであっても、使った後にすぐ洗って手入れするなら使えますよね。特に自分で作る消しゴムハンコなら、ダメになったらまた彫ればいい(笑)
作り方は[消しゴムはんこの彫り方]に詳しく書いていますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ニスをインク代わりに消しゴムハンコにつけるには…。思いついたのがティッシュペーパー。ポリ袋の上に、ティッシュペーパーを折って上からニスをポタポタとたらしてスタンプパッドの代わりにしてみました。その上に消しゴムはんこの印面をポンポンとつけてから、木材へポン。

ニスの説明に、薄い時には2度塗り、3度塗りするといいと書かれていたので、2度押しもしてみました。


写真左が2度押ししたもの、右側が1度押しただけのもの。やっぱり濃さが違います。

重ねて2度押しすると、そのままではどうしてもずれてしまいます。押す前に、はんこの左と下側に木枠などを固定してから2度、3度と重ねて押すとずれずに濃く押せそうです。

うむ。これだったらまな板にでも使えます。
押した後にすぐに水洗いしたので、印面もかたまることもなく無事でした。

では木製のプランターは?

プランターは植物と一緒なので雨に濡れるのは当たり前。水に濡れても平気じゃないと…。StazOn midiインク、artnicインク、VersaFineインクで実験してみました。

乾燥させる期間で何か違いがあるかもしれないと思い、押してから置く期間も変えてみました。押した後最長12日、最短で2日間乾かしています。

余談ですが、私がいつも持ち手の台木に押す時に使うインクは、主にartnic。メーカーのカタログには木材には使えないとなっていますが、実際に使えているので私の中では勝手に使えるインク扱いにしています。むしろ布用のインクVersaCraftの方がカタログでは木材に使えると書かれているのですが、木に押すとartnicよりもにじんでしまうことが多いのです。

最近は、インクの色がしっかりつくところが好きでよく使うVersaFineシリーズ。このインクも木に押すとにじんでしまうことが押してみて分かりました。

上番上がartnic、真ん中がStaz On midi、一番下がVersaFineで押しました。VersaFineだけがにじんで輪郭がぼやけてしまいました。あらら。

それでは、木に押したはんこの水濡れ実験スタート!

【 実験1 】 水道水をかける

押した後最短2日、最長12日間乾燥させた木材に水道水をかけて濡らします。

Staz On midiで押したお魚はんこは、水をかけても、特ににじむことはありませんでした。

artnicとVersaFineの方はどうでしょう。
こちらも水をかける前後で変化はありませんでした。

【 実験2 】水道水につけ置き

水の中に入れて待つこと5分。


引き上げて見ると。

5分濡れっぱなしでも変わりません。

【 実験3 】洗剤で洗ってみる

次は、洗剤で洗ってみましょう。台所用の洗剤をつけてゴシゴシ。


そして水洗いしてタオルで拭いたら。


あれ、水洗いする前とそんなに変わってないような気がしませんか?

【 結果 】

artnicで押しても、VersaFineで押しても、Staz On midiで押しても、しっかり乾燥していれば水に濡れても台所洗剤で洗っても色落ちはしませんでした。これなら木製プランターに押しても使えます。

artnicインクは水性インクなのですが、しっかり乾燥すれば水に濡れても落ちないのですね。しかもメーカーカタログでは用途に『普通紙』としか書かれていませんが…。

同じ木材でもコーティングされていると、StazOnなど限られたインクしか使えませんが、未塗装の木ならインクも色々使えると思います。無地の木の棚や小物入れ等にDIY的にハンコを押して飾っても楽しそうですよね~。まずは本番で押す前に、見えない部分等に小さく試し押しをした上で、自己責任でお楽しみください。




2016年5月18日水曜日

こんなに使える!お店(屋号)はんこの使い方

私もフル活用しているお店のはんこ。もちろん消しゴムはんこで作りました。便利すぎて、もう千回は軽く超えるぐらい押しているので印面はドロドロですけど、それでもまだ十分現役で使っています。



最近は、屋号の消しゴムはんこのご依頼が増えていて、こんな風にもあんな風にも使えるんだよ~とお伝えしたいのだけど、なかなか言葉だけでは全てを伝えきれません。ですのでこちらにまとめることにしました。

今は紙だけでなく、布にも、木にも、革にも、陶器にも、プラスチックにも押せるインクがあるおかげでいろんな物に押すことができます。ちょっとだけお店のオリジナル品を作りたい時にもホント便利なのです。

ここからは、私が消しゴムはんこで作ったお店オリジナルグッズをご紹介します。



■ ショップカード
ショップカードを作るために、このはんこを作ったといってもいいぐらい。サイズもミニカードに合わせて作りました。裏にはお店のホームページのアドレスやブログのアドレス等を印刷しています。


手づくり市で商品と一緒に立てて置いておくと、なにやら可愛いカードがあると間違えて?お持ち帰りいただく方もいらっしゃいます。

このカード、ふつうの緑色よりは、少しキラッとさりげなく光る感じを入れたいので、BRILLIANCEのGAMMA GREENインクを使っています。

■ 商品を入れる袋
販売した商品を入れてお渡しする袋です。外でお願いすると大量に頼まないとお値段が下がらないので、悲しいかな、そんなにたくさん必要ではない今は白い袋を買ってきて、テレビを見ながらついでにはんこ押しをしています。



ちょっと遊び心。裏側はかめのお尻のはんこを押しています。気づいた人には好評です(笑)

■ シール
商品の封をする時に使うシールもお店のロゴはんこで押しています。こちらは小さめサイズ。



丸くて白いシールを普通に買うと、コーティングしてある素材が多くて。見た目いいのですけど、はんこを押すとなるとまた話は別。あえて、ツルツルではないシールを選んでいます。パソコンで印刷して使えるラベルシールが私のお気に入りです。

文房具売り場のシールはほぼツルツル加工。これに普通紙用のartnic(アートニック)や布にも押せるVarceCraft(バーサクラフト)インクで押すと、色はきれいにつくのですが、押す時にはんこが滑ってしまってブレやすくなります。写真の左側がツルツル加工のシール。少し滑ってブレているところがあります。


ツルツルのシールは乾燥させるのに時間がかかります。10分以上置いて、しっかりと乾いたことを確認してから上に重ねるようにしています。乾ききっていないうちに表面をさわるとインクがぬるっと剥がれてしまいます。

同じツルツルシールでも、素材によってはインクが定着しないものもあります。

写真は押してすぐのものと、1日置いてからティッシュでこすってみたもののBefore Afterです。インクの種類も変えて、上からartnic、Versacraft、VarsaFine、StazOnMidiインクを使って押しています。インクの種類について詳しくは『インクって何を買っていいか分からない!そんな時の参考に…ワタシ的インクの選び方』をご覧ください。二列目はVarsaMarkインクで押した後にエンボス加工をしてみました。どれも思ったよりイケてない…。

このシールは1日置いて乾燥させても、上からティッシュでこすると簡単に色が落ちてしまいました。右側の金色のシールが擦った後の状態。どれも流れて何が押してあったかもわかりません。銀色のシールは一部を擦ってみたものです。唯一しっかり定着して落ちなかったものがStazOnでした。さすが万能インク!!

そんなめんどくささがあるので、私は表面の加工がされていない普通紙っぽいシールをよく使っています。

■ オリジナルメモや便箋
ちょっとひと言、メモ書きを入れたい時にお店からというのがひと目でわかるというのも素敵じゃないですか。



色合いが薄いインクを使えばはんこを押した上から文字を書くこともできます。そんな使い方をする時のオススメなのが普通紙専用のインクartnic(アートニック)。淡い色を選ぶと透かしのようでキレイです。


■ ユニフォーム
私が手づくり市で着ているユニフォームは、g.uで買った無地のパーカーの胸のところにお店のはんこをポン!使い始めてもう2年目です。何度も洗濯していますがそれほど色落ちはしていません。


春秋はパーカーで、夏にはポロシャツです。Tシャツに押して着てもよさそうです。無地のTシャツさえあれば、はんこを押せばオリジナルTシャツになってしまうのですから、いくらでも気軽に量産できます。

布に押して洗濯しても大丈夫なインクといえばこれしかありません。VarceCraft(バーサクラフト)とこまけいこシリーズ。


布に押す時には、失敗してしまうとやり直しができないので慎重に。失敗しないためにはちょっとしたポイントがあります。『消しゴムハンコでエコバック等の布地へスタンプ!布用インクの使い方』にまとめてありますので参考にしてください。

■ ディスプレイ
私は手づくり市の展示用ディスプレイにも使っています。網を貼りあわせてパタパタと折りたためるようにした大きめの網の上にお店の名前と一緒に。かわいいでしょ。



商品が入った袋を閉じる紙タグに押されているお店の方もいらっしゃいました。私は押したはんこをスキャナで読み取って、画像ソフトで加工して、消しゴムはんこの袋に入れる台紙に使っています。



■ ネットショップでのお店のアイコン
同じく、押したはんこをスキャナで読み込んで画像にし、そのままお店のアイコンとしても使っています。ちょっと切れてしまっていますが…。どこでもこのはんこが押してあるので、お店の目印としてわかりやすくていいと思っています。




■ ラッピング
無地の大きな紙に、向きを少しづつ変えながらはんこを押していくと、簡単に包装紙が出来上がります。

小さな物を包むならA4のコピー用紙にはんこを押して作ってもOK!模様がある包装紙にはんこを押してオリジナル化してしまうのも楽しそうです。



包装紙が作れるということは…。もちろん小袋も作ることができます。紙を折って、切って、ノリで貼りあわせれば出来上がり!



■ 販促グッズ
少量のノベルティを作るには便利です。押すだけですから~。
コルクのコースターに押してみました。StazOnMidiとartnic、2種類のインクを使って。

artnicはどちらかといえば薄付きのインクなので、しっかりインクをつけてから押すとキレイに押せます。


他にも、使い方はいろいろ。木の製品を作って販売されている方が、商品にオリジナルブランド的にはんこを押すと言われていました。布小物や子供服を作られている手づくり作家さんは、布のタグに布用インクでお店のはんこを押して縫い付けられるとか。自分で作った作品に、屋号のはんこが入るとブランド物っぽくなりますものね。いいなぁ~。

お店のロゴはんこ、あるととっても便利ですよ。
器用な方なら、作り方を見ただけでサラッと作れてしまう人もいらっしゃいます。チャレンジしてみたい!と思ったら、『専用の道具を使った 消しゴムはんこの彫り方』を見て試してみてください。




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2016年3月18日金曜日

桜の消しゴムはんこで簡単で素敵に見える重ね押し~桜グッズを作ろう!

さくらが大好きなワタクシ。春が近づくといつも桜の木を眺めながら、花はまだかと蕾を眺めながらソワソワしてしまいます。実物のお花見の時期には関係なく楽しめるのが桜の消しゴムはんこのいいところ!桜の花と花びらの消しゴムはんこを使って、素敵な桜グッズの作り方をご紹介します。

●桜づくしのレターセットを作る

あると重宝するのが便箋、封筒、シールのセット。

「私、手紙は書かないから…。」
という方でも、メモ書きを書いて渡したりはしますよね?

ひと言メモの片隅に、ちょこっと桜が舞い散っていると受け取った人もほっこり笑顔になれそうです。

袋に入れて知り合いの人に物を渡す時に、桜のシールをたくさん作っておいて、セロテープで止める代わりに使っても素敵です。

私は春には桜シールを常備しています。とっても便利♪



「でも押し方ってあるでしょ?私センスないし~。」
なんてよく聞きますが、ちょっとしたコツがあります。コツさえわかれば誰でも簡単で素敵に見える重ね押しが出来ると思うのですが~。ここからやり方を説明します。

★簡単で素敵に見える桜消しゴムはんこの重ね押し

桜の花と花びらの消しゴムはんこで白い封筒に桜の花を咲かせます。
まずは、桜の花の消しゴムはんこを使います。普通紙用のインク、artnicのピンクを使って押していきます。一度目はしっかりインクをつけて押します。ひとつ濃く押した後は、インクはつけなおしをせずそのまま斜め横にずらして押します。こうすると、濃淡がついてキレイになります。


3度目ぐらいまではインクはつけ直しせずにずらして押していきます。こうすると自然なグラデーションが出来上がります。押しても薄くて見えなくなったらインクを付け直します。

濃く押した周りは2度押し、3度押しの薄い色を重ねて、少し離して濃い色を置いていくとメリハリが出来ていい感じになります。

封筒の端は、あえてはみ出すように押すと、満開の桜の広がりが出ます。はみ出して押すと机が汚れるので、私は要らない紙を敷いて押しています。

ピンク一色でもいいのですが、今回はさらに深みを出したいので、もう一工夫。少し落ち着いた色のインク、artnicのオールドローズを使って重ね押しをやってみましょう。

インクを付け替える前には印面についたピンク色をしっかりとふき取ります。オリーブオイルやオイル入りのクレンジングシートを使ってふき取るとインク汚れはしっかり落ちます。

そして先ほどと同じように、オールドローズのインクをつけて、1度目、2度目、3度目と重ねて押していきます。

濃い桜の花は少な目にして、薄い色を多めにしたい時には、わざと要らない紙に1度目を押して、2度目、3度目を封筒に押すといった、ちょっとした技も使います。

花が押せたら仕上げは桜の花びらを散らします。

花びらも花を押す時と同じ要領でインクをつけて濃く押したいところ、薄く押したいところを考えながら重ね押しをしていきます。

薄く押す時には、封筒の宛名を書くところにも、見えるか見えないかぐらいの薄さで花びらを角度を変えながら押すと、花びらが風に舞い散っているようでかなり素敵です。

下の写真、左がピンク色のインクの濃淡だけを使って花びらはんこを押したものです。右はピンクのインクを使う代わりに、かなり薄めのインク、artnicのペダルピンクを使って花びらはんこを押しました。淡い雰囲気にしたい時には、濃淡のグラデーションよりも、インクの色自体を薄いものにすると効果的です。



封筒が完成したら他の物にも押してみましょう!

●桜シールを作る
春の私の常備品、桜シールを作りましょう。

先ほどと同じ、ピンクのインクを使った重ね押しで、押す数を減らします。下の写真は、ピンク色とペダルピンクの2色のインクを使って押しています。


●桜のメッセージカードを作る

こちらも先ほど封筒でやった重ね押し。カードの片隅に桜の花を咲かせています。ネコの消しゴムはんこを右下に押したら、にゃんこがお花見をしているような可愛いカードが出来上がりました。




●エコバックを飾ってみよう

消しゴムはんこもスタンプも、インクの種類を変えれば布にも押すことができます。布に押してから熱を加えてしっかり乾かすと、洗濯してもインクが落ちません。

エコバックを桜で飾ってみました。

こちらのやり方は、『消しゴムハンコでエコバック等の布地へスタンプ!布用インクの使い方』で詳しく書いていますので、興味があればやってみてください。

●トレーやコースターも桜に

木材に押したい時は、いくつかの種類のインクが使えます。私が消しゴムはんこの持ち手に使っている木に押す時には、たいていはartnic(アートニック)のインクを使います。布に使うインクVersaCraft(バーサクラフト)でも使えます。

が、条件がありまして。artnicもVersaCraftも木材の表面が塗装されていない場合に限ります。表面がツルツルした木材だと押した後乾燥させてもインクがこすれて取れてしまいます。市販の木のトレーなどは塗装されたものが多いので、ほぼ何にでも使える万能インク、StazOnインクを使って押します。

ソメイヨシノの消しゴムはんこを並べて、重ねて押してみました。テーブルの上が春らしくなって素敵でしょう~。

桜が大好きな日本人の心が揺れる春。消しゴムはんこを使ってお家の中でもサクラを楽しんでみませんか?







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