「消しゴムハンコを作る時に、イラストはどうやって反対向きに消しゴムに書き写すの?」
左右反対に書き写すなんて、難しそうですよね。でも、実はとっても簡単に転写する方法があるのです。
■準備する道具
・消しゴム(今回は消しゴムハンコ用の消しゴム板を使います)
・えんぴつ(濃さはHB以上が写りやすい。シャープペンシルでもOK)
■転写の仕方
ひとことで説明すると、鉛筆で描いたイラストを裏返して消しゴムの上にのせて爪でこすりつけるだけ。ねっ、簡単でしょ。それで終わってしまうのもなんですので、詳しく説明します。
消しゴムハンコ用の消しゴムを使う場合は、必ず色つきの表面部分をティッシュで拭きとります。消しゴム板は表面が袋にひっつかないように、細かい粉のようなものが表面についています。この粉を落とさないとイラストが綺麗に写りません。
たまに油断して、ふき取りを忘れて転写してしまうとこうなります。
写したイラストが粉の上についてしまってボンヤリ。
消しゴムハンコを綺麗に彫るためには、下書きが綺麗に写っていないと思わぬ失敗をしたりします。ちょっとしたことなのですけどね。
ちゃんと拭き取ったら、ほーら、こんなにきれいに転写できます。
自分で描いたイラストをそのまま消しゴムに転写したい場合は、3. からご覧ください。イラストを鉛筆で描いておけばトレーシングペーパーを使って書き写す手間が省けます。
- 作りたいハンコのイラストに、トレーシングペーパーをかぶせてイラストを書き写す場所を決めます。
- トレーシングペーパーの下に写るイラストを見ながら、枠線を鉛筆でなぞっていきます。黒い部分は軽く塗りつぶすか、斜線を引いておくと彫る時にわかりやすいです。描いている途中でトレーシングペーパーがずれてしまわないように、しっかり手で押さえます。
ここでワンポイント!書き写した絵をもとに消しゴムを彫っていくので、イラストの線が何本にもなったり、歪んでしまうと彫るのが難しくなってしまいます。ここで書き写す線は彫る時のガイド。私はいつも、彫る時にわかりやすいように慎重に書き写しています。 - 書き写し終わったら、消しゴムを用意して、イラストを転写する場所を決めます。イラストの周りは彫りしろとして2~3mmほど余白を残しておきます。トレーシングペーパーは裏返して鉛筆で描いた面が消しゴムの表面にあたるように置きます。
- 場所が決まったら、トレーシングペーパーを指でしっかりと固定させてイラストの上から爪でこすりつけます。
この、こすりつける動作は、爪の表面で左右に素早くこするのですが、言葉で説明するのはちょっと難しい…。伝わりにくいので、動画に撮りました。
こすりつけたら、トレーシングペーパーを押さえつけながら、消しゴムにイラストがちゃんと写っているかどうかを確認し、薄い部分があればもう一度こすりなおしするときれいに写ります。
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