ええ、この写真の葉っぱと紫陽花の花ひとつの消しゴムハンコだけで、こんな風に大輪のあじさいの花を咲かせることができます。それも簡単に。
ただ、ちょっとしたコツが要るのでやり方を詳しく説明していきますね。ここでは無地の一筆箋に大きな紫陽花の花を押してみましょう。
■用意するもの
・一筆箋
・紫陽花の消しゴムハンコ(花1個,葉っぱ1個)
・artnicインク(バイオレット・シアン)
・はさみ
・要らない紙
紫陽花の消しゴムハンコは、私が作ったものを使っています。イラストさえ描ければとっても簡単ですのでぜひ作ってみてください。消しゴムハンコの作り方は『身近な道具で手軽に簡単 消しゴムハンコの作り方』で詳しく書いています。ご覧ください。
便せんや写真のようなエコバック、Tシャツなど、大きな花を作りたい時には、お花と葉っぱのサイズを大きく作ります。写真のものは、花の大きさが縦×横=2×2cm、葉っぱが縦×横=5.5×3.5cmぐらいの消しゴムハンコです。ミニカードやぽち袋等に押したい時は、半分ぐらいの大きさで作るとちょうどいいサイズの紫陽花が出来上がります。
■アジサイの押し方
最初に花の部分を押していきます。無地の一筆箋と紫陽花の花ハンコ、押したい花の色のインクを用意します。今回は普通紙専用のインクartnic(アートニック)を使います。紙に淡く繊細な表現をしたい時には私は主にartnicを使います。布に押したい時には布用のインクVersacraft(バーサクラフト)を選ぶのですけどね。
そして、押す前に実物の写真を眺めてイメージを膨らませます。これ、結構大事!
花の消しゴムハンコにインクをつけます。インクのつけ方は、インクと消しゴムハンコを手に持って印面をインクパッドで叩き、インクがしっかりついているかを確認しながらつけます。
インクがしっかりついたら、花を咲かせたい場所を決めて紙に押します。
1度押したら、そのままインクをつける前に隣にかぶせるようにして押します。こうすることで、濃淡ができて周りがいい感じにぼかすことができます。
2つ目は、一つ目の花の向きよりは少し傾けて押します。実際の紫陽花って、全部同じ向きに花が咲いてるわけではないですからね~。そこは実物の写真を参考にしています。
同じやり方で、お隣同士が同じ向きにならないように、丸い形になるように、どんどん押していきます。お隣の花びらが重なると自然とグラデーションになるところが素敵。押す数が多いほど、花の塊は大きくなります。サイズは花の数で調整します。
ちょうどいい大きさになったら後は仕上げ。花の周りのぼかしたところに、花のハンコの端半分や1/4だけにインクをつけて花と花の間に押していきます。こうすれば、裏側から花がのぞいているように見えて、リアルに近づくような気がしませんか?
これで花がひとつ出来上がり。
他にも花を咲かせたいところに同じやり方で押していきます。葉っぱのハンコを押す場所を大体決めておいて、その分だけ少し空間を開けて押していきます。
花が出来たら次は、葉っぱを押していきましょう。
まずは丸ごとどーんと押すパターン。インクを印面全体につけて花の隣に押してみましょう。
実物の紫陽花は大きな葉っぱばかりが全部見えているわけではないので、先っぽだけ見えたり半分だけ見えていたりしますよね。そんな押し方をしていきましょう。
要らない紙の切れ端を、花を押した輪郭に大体合わせてハサミでカットします。この紙を花の上にかぶせて、上からインクをつけた葉っぱのハンコを押します。マスキングというやつです。紙は葉っぱのハンコを押した時に一筆箋が汚れないように大き目にカットしておくといいですよ。
花の周りにポンポン押します。消しゴムハンコをはみ出して押した時に下が汚れてしまうので、私はいつも要らない紙を下に敷いて押しています。
これで出来上がり。葉っぱの上に、かたつむりやカエルちゃんの消しゴムハンコを押すと、賑やかになります。
うん、いい感じ!
■まとめ
紫陽花の花はインクをしっかりつけて一つ押した後にインクをつけ直さず二度押し。これを好みの大きさになるように繰り返す。花の周りはハンコに一部だけインクをつけてポンポン。葉っぱは丸ごと押したり、カットした紙を花に被せてチラ見せするように押します。
これだけです。ね、簡単でしょ。あじさいの消しゴムハンコを使って、いろんなものを作ってみてください。楽しいですよ~♪
ちなみに…。
ここまで書いておいてなんですが、豆知識。紫陽花の花というのは花びらが4枚ついている部分ではありません。上で『花びら』と呼んでいる部分は実は紫陽花の『ガク』の部分でして、本当の花は左側の赤い丸印の部分です。これを初めて知った時は衝撃でした(笑)
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