2014年10月30日木曜日

インクを使うと簡単 ハンコの背景に使える夕焼け空の描き方

夕暮れ時に赤く燃えるような空。夕焼け空って本当に綺麗ですよね。夏から秋にかけての、あの、なんとも言えない夕焼け空をなんとか表現したくて、スタンプのインクとティッシュを使ってチャレンジしてみました。消しゴムハンコの背景にいい!思わぬ出来に自分でもうっとり。(笑)



こちらはピンク色の紙に、同じようにインクを使って夕暮れ風に。



紙自体が赤焼け空の一部のようなピンク色なので、いい雰囲気が出てます。

描く、というよりは色塗りといった方が正しいかも?ティッシュにインクの色をつけて紙に擦りつけるだけのかなり簡単な作業で出来てしまうので、夕暮れが似合いそうな消しゴムハンコの背景として使ってみると素敵です。描き方をご紹介します。

■準備する道具
・白 又は ピンクの紙
・ティッシュペーパー
・artnicインク(シアン又はアザレア、カナリー、オレンジ、カメリア、チャコール)
・下敷き用の要らない紙
・マスキングテープとハサミ(夕日を入れたい時だけ)



後は、見本となるような夕暮れ空の写真があると、色塗りがやりやすくなります。

■描き方
夕焼け空は、空から太陽に近づくにつれて、

青(紫) → 黄色 → オレンジ → 赤 → 濃いグレー

の順番でグラデーションに並んでいます。



そして太陽は白っぽくて、周りが黄色からオレンジ色にグラデーション。手前に浮かぶ雲は、陰になるところが大体グレー。


ということは、グラデーションの順番に背景をインクで塗っていけば夕暮れっぽくなるはず!

それでは、実際にやってみましょう。

1.太陽を入れたい場合。最初に太陽の大きさにマスキングテープを切り抜いて、太陽を入れたい場所に貼り付けます。



2.最初にマスキングテープを貼りつけた太陽の周りを黄色いインクでぼかしながら塗ります。ティッシュペーパーは小さく折りたたむと使いやすいです。ティッシュにインクで色をつけて、紙に擦りつけるように横に塗っていきます。



3.机が汚れないように要らない紙を敷いて、インクで色をつけていきます。空は上から順番に塗っていきます。最初は青(紫)色から。



インクを塗るために、[インクスウィーパー]や[ジャンボダウバー]という専用の道具が売られているのですけど、夕暮れはインクのムラが筋のように入るのも風情があっていいと個人的には思うので、私はあえてティッシュを使っています。

4.青色の次は黄色。そして、オレンジ、赤と横に帯状に並べていきます。どれぐらいの割合でグラデーションにするかはお好みで。黄色の部分に赤やオレンジ色を部分的に擦り入れて、色の重ね方を複雑に見えるようにします。



実際は日の光が明るすぎて、手前にある物は陰になって黒っぽく映ります。というわけで、一番下はチャコールインクで塗ります。丘を描きたいなら、ティッシュをくるくる楕円を描くように擦りつけていきます。手前ほど濃くすると奥行きが出ます。




5.雲もまた、チャコールインクを使って空の中に細かく色を置いていきます。ポンポンとティッシュを叩きつけるといい雰囲気に。


6.最後は太陽の部分、マスキングテープを外します。テープを外したままだと、クッキリハッキリ真っ白すぎて少し違和感。



輪郭を少し黄色のインクでぼかしましょう。



太陽のすぐ下当たりは、日の光が当たってオレンジ色に染まるので、チャコールグレーの上にオレンジ色をうっすら載せるとさらにいい感じになります。

これで夕暮れ背景の出来上がり。



手前に押すハンコは、夕日に照らされる感じを表現したいなら、ゴールドやオレンジ、赤色のインク、陰になる感じならチャコールインクを使うのが私がいつもやるパターンです。

手前に消しゴムハンコを押したら、秋の夕暮れポストカードが出来上がり。これなら額に入れて飾っておいても楽しめそう。



慣れればとっても簡単です。秋の自然が生み出す美しさをハンコで表現するのも楽しいですよ。







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