2013年12月25日水曜日

消しゴムハンコ&エンボス加工で簡単ゴージャス!雪っぽさが素敵なクリスマスカードの作り方

どうしても寒い季節にやってみたかったコトがあります。それは雪のエンボス加工。ちょうどクリスマスですので、2種類のクリスマスカードを作ってみました。


エンボス加工というのはハンコを押した後、エンボスパウダーという粉をかけて専用のヒーターで熱してパウダーを溶かし、ポッコリ浮きだたせるといった加工方法です。基本のやり方は『消しゴムハンコで作るエンボス加工』に詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。

今回は応用編。エンボスで雪っぽさを表現してみましょう。

■エンボスパウダーの種類

エンボスパウダーの種類はたくさんあります。何が違うのかといいますと、色や光り方が違います。どんな風に違うのかを、手持ちの5種類のエンボスパウダーを使って確認してみました。

雪の結晶消しゴムハンコと紙用のインクartnicのBabyBlue(淡いブルー)でハンコを押した上に、5種類のエンボスパウダーをふりかけてエンボス加工。

写真の一番左側がエンボス加工せずに、紺色の紙にハンコを押しただけのものです。右隣がエンボスパウダー『ホワイト』、パウダーをかけたところが真っ白になるので、雪を表現するには最適です。

さらに右隣がエンボスパウダー『ブライダル』。写真ではよくわかりませんが、このブライダルはラメがたくさん入っていて光が当たるとキラキラ光ります。余った粉を払う時にもラメが残るので後片付けはちょっと大変。

そして左から4つ目は『クリア』。この『クリア』だけが無色透明で、インクの色がそのまま見えるパウダーなのです。インクの色を残したいエンボス加工の時は私は必ずこのパウダーを使います。何かと使いやすくて何かと便利です。

そして右から2つ目は『シルバー』。写真では光ってちょっと見えにくいですけど、銀色のパウダーです。そして、一番右が『ゴールド』、金ピカでゴージャスなパウダーです。

今回は、ホワイト、シルバー、ゴールド3種類のパウダーを使ってみましょう。

■用意する道具

使う道具は、消しゴムハンコ一式と、インク。それにエンボスパウダーとエンボスヒーターが加わります。



■エンボス失敗例

最初にクリスマスツリーをエンボス加工して、見事に失敗してしまいました。写真をご覧いただければ左右で違いがハッキリ。どこが違うかわかりますか?

写真の左側は全体的にぷっくりしていて、ツリーの全体像を作っているクリスマス飾りが全部綺麗に膨らんでいるように見えますよね。右側は、なんだかボコボコしてしまって、クリスマス飾りのイラストがよくわかりません。

これ、同じインクと同じゴールドのエンボスパウダーを使っているのです。

では、何が違うのか?

違いは、エンボスパウダーの量なのです。

消しゴムハンコを押した後に、パウダーをしっかりかけて振り落とさなければ写真左のようにふっくらとした仕上がりになります。ところが、パウダーをふりかけてから紙をトントン叩いたり、筆で粉を払ってしまうと、粉と粉が溶けた隙間がボコボコになってしまって、残念な結果になってしまいます。



デザインにもよりますが、全体的にふっくらさせたい時は、全体的にしっかりパウダーがつくようにふりかけると失敗が少ないです。

■雪風エンボスパウダーの使い方

今回やってみたかったコト、それは雪っぽい加工をすること!
こういうのです。

木の上に雪が降り積もっているように見えませんか?

「これはどうやっているの?」

種明かしをすると、めっちゃ簡単です。ハンコを押した後に、ホワイトのエンボスパウダーをふりかけて、下の方のパウダーを筆でポンポンと叩きながら適当にパウダーを払い、ヒーターで熱しただけです。



パウダーのつきが薄いと、粉っぽさが残ったままパウダーが溶けて、いい感じに雪が積もっている感じになります。全面真っ白よりは、この方が雰囲気出ますよね。

雪っぽい加工、もう一つ。

「MerryChristmas」の文字の上半分に白い雪を降らせてみました。

こちらは、文字のハンコを押してシルバーパウダーを使ってエンボス加工をした後で、ひと工夫。

消しゴムハンコの文字の印面にインクをつけた後、下半分だけ要らない紙を使って印面についたインクを落とします。それからシルバーエンボス加工をした文字の上に重ね押し。こうすると、インクは文字の半分だけしかつきません。そして、上からホワイトのエンボスパウダーをふりかけて、ヒーターで熱すると文字の上半分に雪が降り積もったようになります。

さらに、文字の周りにも粉雪を降らせる方法があります。

インクに、VersaMarkという透明なインクがあります。このインクを使ってハンコを押すと、印面が濡れたような感じになるちょっと変わったインクなのです。このインクの色がつかない特徴を利用します。

文字の周りに直接VersaMarkインクを軽くつけて、エンボスパウダーをパラパラとふりかけるのです。紙の上にパウダーを振りかけただけだと、熱で溶かす時にヒーターの風でパウダーが飛び散ってしまいます。飛び散り防止策!


カードにインクがつきすぎて濡れた感じにならないように注意が必要です。パラパラ落ちたパウダーはそのまま熱せられると、雪が舞っているような素敵な雰囲気になります。



クリスマスカードに限らず、雪が降る季節は、エンボス加工にチョイとひと工夫加えるだけで、さらに素敵なカードが出来上がります。お友達への贈り物にこっそりこんなカードを忍ばせておいたら、かなり喜んでもらえましたよ~♪


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